ADHDに理解しやすい本を探していたところ、とっつきやすそうな本書を見つけたので読んで見ました。女性が主体となっていますが、男性が読んでも使える本だと思います。彼女が衝動的に行動する人の場合は読んでおくと理解できることが増えるでしょう。
本書によるとADHDはワーキングメモリーが少ないせいで、日常生活に悪影響を及ぼすとのこと。ワーキングメモリーとは短期記記憶のことで、本書では頭の中にお盆があるイメージとして説明されています。ADHDの人はお盆が小さいから載せられる記憶が少なく多くの記憶が必要となると抜け落ちてしまうとのことです。健常者でも一度にたくさんの買い物リストなどは覚えられずに何個か抜け落ちてしまうことがあるようなイメージだと感じました。
他にもADHDの頭の中にはヤンチャくんがいると表現されていました。今すぐあれやりたーい。これほしー。めんどくさーいそんなの後でいいよー。あそぼーよ。などの誘惑を与えてくれる存在のようです。デメリットは先延ばし、メリットはクリエイティブなアイディアが思い付きをサポートしてくれるという感じです。これは前頭葉の働きが弱いことによることだと思われますが本書ではヤンチャくんと呼んでいました。
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