ディズニー、NASAが認めた 遊ぶ鉄工所 を読んで - 四角いお家に住みたい

ディズニー、NASAが認めた 遊ぶ鉄工所 を読んで

キャッチコピーは大切だと思うが、ディズニー、NASAは余計。少なくても認められた理由は書かれていない気がする。ただ売り上げが上がっているだけの話のように感じられた。また、製造業の人が現状をすぐ改善させたい場合には参考になる情報がない本となると思います。

本書の内容は売り上げの8割を占めていた自動車メーカーからの部品製造を断ってからのお話が描かれていました。MCプログラムをにわか職人にたよらずに誰でも使えるようにデータベースを整えて入社6カ月の社員でも加工ができるようになるという話だったと思います。下請け脱却できない企業が多い中、実際に行動した物が得られる成果がまとめられています。

萎縮させないために怒らない、チャレンジ精神を大切にする、モチベーション維持や有頂天にさせないために部署をローテンションする、新入社員採用に力を入れ、採用にかかわった人間も他人事で失くす、など興味深い内容がいくつかありました。特に新卒採用に関する内容は参考になりました。
新入社員採用を人事以外にさせることにより、以下のメリットがあるとのこと。
・自分たちが望んでいるのは、どんな社員なのか(会社の現状と将来のビジョンについて考えるようになる)
・学生に自社の特徴(長所と短所)を説明するために自社について改めて勉強するようになる
・人を採用する立場になることによって「人」と真剣に向き合うようになる
・自分たちが選んだという親近感がわくため、入社後の指導するようになる
・人事にまかせていると人材に偏りがみられるようになる

採用試験(説明会)をする際のポイントとしては、
・説明会では一方的に話さない。聞きたいことを選ばせる
・2年目社員を関わらせることで、ジェネレーションギャップによるニアミスを防ぐ
・学生と3-4時間話すことにより、相手の集中力切れを待ち、相手の本性や本質を出させることにより、無気力無関心、雑談に載ってこない、話を聞くだけ、他人に興味を持てる人など見極めが可能となる

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